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さいたま眼鏡技術研究所


角膜頂点間距離の調整

頂点間距離を短くする

スネークタイプよりも単純な構造ですので、思ったより難しくありません。

写真1

写真2

Kまでで、取りあえずの調整が一段落するのですが、仕上げなどの調整で、頂点間距離を詰める(短くする)場合は、Uの直線部分の幅を詰めれば良い。ヤットコはNo.632を使い、ヤットコ先の細い部分で、足を上下させながら、U字の幅を詰めていきます

写真3

 

 

頂点間距離を長くする

写真4

写真5

頂点間距離を長くする場合は、円錐の細い部分から太い部分へとNo.632を徐々にUの間を滑らして、押し込んでいく動作をすると、自然にUのカーブが緩まって、直線部分が開いていく。

写真6

 

U字パッドの基本的な調整(下げ方)の解説をしました。U字足の大きな特徴(長所)は、その足のシンプルさにあります。実務では、調整の際にパッドを下げすぎてしまう事も、多々あることで、その時にはスネークでは、綺麗に元に戻りにくいけれど、U字は、元に戻しやすいのです。それと、クリングス足がレンズに対して垂直方向についているために、凸レンズなどで、フロント鼻側のレンズにかなり厚みがあっても、まず大丈夫。反対に、スネークでは足のカーブや角度がリムに近づくと、足が邪魔になってレンズと接触してしまい、上手くいかないことがあります。

そんなことから、調整のコツさえ掴んでしまえば、スネークよりもU字の方が容易に合わせられると思います。


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