工具の配置は重要です。ヒーターやヤットコは常にフィッターがさっと手に取りやすい位置に置き、右写真のように、工具スタンドなどを上手に利用し、快適にフィッティングしていきましょう。
さて、本題に入ります。
フィッティングを勉強しようと思っても、どの工具の何を揃えれば良いか?解らない事が多いと思います。また同じ目的でも類似工具が沢山あり、何だか解りません。
そこで、最低限コレだけは・・・と云うヤットコを横田流が斬ってみましょう。
10本(9種類)の定番
No.190
万能的存在のヤットコですが、横田流では、主にスネークタイプのクリングス調整に使用します。私は、このヤットコを両方の先が丸く細くなっている事から「両先丸細」と呼んでいます。類似ヤットコにはニシムラからNo.1501、No.662 パールからA-114、A-9002 と4本販売されています。どれも先の形状は似た感じですが、価格や握りやすさなどを考えるとNo.190が使いやすいでしょう。ヤットコはほとんど手作りですので、仕上がりの精度がかなり曖昧です。特にNo.190は物によっては、品番を変えたほうが良いと思えるぐらい先の太さが違います。ですので、それを逆に利用して先の太め(2ミリ程度)の物と、細め(0.8ミリ程度)の物を2本用意されると、よりベストです。いろいろと使えます。電話注文の時に、「先の細いもの」とか「先の太いもの」と注文すれば、ニシムラが適当に選んでくれます。1本だけでしたら細いもので注文しましょう。
それと、このタイプのヤットコは調整の際に金属同士が触りますので、ヤットコ先にセロテープを2回転ぐらい巻いておくと、調整箇所に傷がつきにくくなります。
No.632-B
見た目は、ヤットコ先が丸と平ですので、何に使うのか解り難い形だと思いますが、このヤットコの目的は、U字クリングス足の調整に使います。(Uの外側に平を、内側に丸を使用する)類似商品はNo.1524とパールのA-9005になります。3本を比較しますと、これ以外の2本はNo.632よりサイズが一回り大きく、微調整に向いていません。その点、一回り小さいこちらの方がデリケートなU字の足は、ほんの微調整がしやすいのです。購入時の注意点は、このヤットコもNo.190と同じぐらい(もしくはそれ以上)仕上がりにバラつきがありますので注文の際は「ヤットコ先が綺麗に(ピカピカに)磨かれているもの」と云え、それと、スチール(鉄)とステンレスと2種類ありますが、迷わずステンレスを注文しましょう。スチールでは、表面のメッキが剥がれると錆びてしまうので、削れないし、バフもダメです。今後のヤットコの注文も、これ以外のヤットコもすべてステンレスにしましょう。スチールは工芸品としての価値はあると思いますが、ヤットコは使ってナンボです。削れない、磨けないでは困ります。それと、購入後には、平の側の角を面取りした方が安心です。平側の角をペーパーヤスリの800番ぐらいで少々落とします。ついでに、ほんの少しですが、平の真ん中を凸にした感じ(かまぼこの背中みたく)に丁寧にヤスリがけしていき、バフ掛けをして仕上げます。「丸」側は、綺麗な鏡面になっているようでしたら、そのままでもOKです。ピカピカしていない場合のみ、ヤスリ→バフです。
No.395-B
クリングスパッドを掴むヤットコは、ニシムラから、No.395-B No.617 No.143 No.23 No.1546 No.614 の6種類、パールからはA-9069 A-106 A-9062 と3種類、合計9種類と選り取りみどりです。と言うことは、逆にどれを選んだら良いか迷います。どれも似た形ですが、このヤットコを選ぶポイントは、箱側(凹側)のエグレ(凹)の形と深さが大事です。頂点間距離を詰める時などは、箱とレンズがかなり近い位置になったりするために、リムやレンズにぶつかったり、凸レンズで鼻側のレンズが厚い場合などは、箱側先の肉が厚いと、レンズにぶつかって上手くいきません。(何を言っているか解らない人は、ニシムラのカタログ2006/2007の16〜17ページを開いて、No.395とNo.23のヤットコ先の大きさや、厚さを見てください。どうみてもNo.395の方が薄いですよね。これが大切と言っています)そんな理由から、クリングスの調整はコレ(No.395-B)が良いと思います。それと見た目がNo.143と酷似していますが、No.143は凹の縦が凸になっていないので(ややこしくてすみません)掴みにくいのでNGです。似ていますが別物です。購入後の注意点はこのヤットコはそのままでは先が窄まっているので、強くパッドを挟むとヤットコ先の尖りでパッドを傷つけてしまう恐れがあります。それを解消するには、掴んだ時に先が平行になるように改造が必要です。購入時にはヤットコ先をバーナー(トーチ)で炙り、少しめくってやると、先が平行になり、とても使いやすくなります。
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オリジナルの状態、先が窄まっていて、挟むとクリングスパッドをキズつけてしまうことがあるので、NG! |
ヤットコ先がめくれているので、パッドを挟むと先が並行に近くなる。これならパッドを傷つけず、安定する。 |
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向かって右がNo.143です。凹の長さが短いので、ワンタッチの箱が縦に掴めない。
それと、横に凸部分が無いので、横滑りしやすい。
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上の写真のようにバーナーでNo.395の凹のヤットコ先を炙ってやり、プライヤーでめくれば出来上がり。バーナーはホームセンターで売っています。右上の写真は、凹側のヤットコ先を削っているところ。No.395の凹側のヤットコ先はレンズ面に近づくため、薄い方が何かと安心です。鉄やすり→ペーパーヤスリ→バフの手順で仕上げます。 |
No.40
このヤットコはあまり説明がいらないと思います。主にテンプルの開き角の調整に使います。使い方は智側面にプラスチック部分を外側にして掴み、開いたり閉じたりします。
この時の注意点は、No.40単体だけで調整していると、智のロー付け部分とリムがねじれてしまう事です。ですので、調整する量が多い場合などは、フロント側にNo.28やNo.356などを併用し、「智の開く角度のみの調整」を目的とするように、調整されることをお勧めします。類似品番にニシムラNo.1596 No.1558 パールよりA-9068 A-143 があります。A-143もオススメなのですが、金属円柱が太いので、丁番や智の形状よっては使えないケースが出てしまいます。ナイスな使い方は、No.40とA-143の2本を用意して使い分けることだと思います。
これはパールのNo.143。ヤットコ先が太いので、智が広くて大きいフレームなどは、こちらの方が調整しやすい。
No.1530
これからは前傾角調整に使うヤットコの解説になります。前傾角調整は、ほとんどが智正面からと側面から掴むヤットコ2本を組み合わせて使い、動かしていきますが、No.1530は智側面から掴むヤットコで、この用途に使うヤットコは、ほとんどこれ1本ですみます(毎回登場で大活躍です)。類似品番はNo.76とパールからA-9066があります。No.76はプラスチック部分の縦幅が厚くて狭いため使いにくいですが、A-9066は同じような形・サイズですので、こちらでも大丈夫です。使用感の違いは、A-9066の方がほんの少し小さくて軽く出来ています。その程度です。それと、ニシムラのヤットコには、No.1530の様に、サイズの大型なものがありますが、この類のヤットコは、ドイツのBREITFELD&SCHLIEKERT製(通称B&Sと言っています)の物です。このB&Sのカタログが手元にありますが、英語だらけで何が書いてあるか解りません。でも写真を見るだけでも楽しいものです。
No.765、766
智正面に使うヤットコを解説していきます。フルメタル用のヤットコは少し前まではNo.28×2本を改造して使用していましたが、ニシムラから最近発売されたNo.765.766を使えば、そのまま前傾角調整のヤットコとして、改造せずに具合良く使えます。(私のプロデュースでニシムラより発売)この2本の使い分けはフレームの智の太さによってヤットコのプラスチックの窪みに入る太さを考慮し、細い智は765で太い智は766を使用します。(各1本づつ必要です)使い方は、フロントから智の正面(裏はレンズロック部分)を挟みます。挟んでテンプル側のヤットコを一緒に角度を付けたいだけ、ネジって調整していきます。このヤットコはNo.28のヤットコ先のプラスチック部分に凹を付けただけですので、No.28をお持ちでしたら、No.36などのヤスリを使って、改造してみましょう。(結構簡単です)また、先のプラスチックだけでも販売されていて(350円)、No.28に簡単に取り付けられるので、試してみる価値大です。類似品番にNo.335 No.21 No.612 があります。
No.356×2
現在は、ナイロールの前傾角を調整する専門的な工具が販売されておらず、調整したくとも何をどうすればよいか?悩みます。智側面側はNo.1530でOKですが、正面側に使うヤットコに工夫が必要になってきます。No.765.766でもやろうと思えば何とかなりそうですが、もう少し調整しやすい方法を考えると、やんわりとした材質でエグレが曖昧な感じが良さそうです。ナイロールフレームの智のあたりの形状をよく見てみましょう。リムがあって、智があって、またリムです。凸な形になっているのがわかりますね。リムを傷めず前傾角を調整するには「リム・智・リム」の3点を一緒に押さえなくてはなりません、と思っていたところ、No.356 のプラスチックの片方に凹の窪みを入れてやれば、理想な感じです。改造の仕方は楕円ヤスリか、平丸のヤスリで適当に凹を入れていきます。智の幅の広いものや凸のでっぱりが大きいもの用と、その反対の物用に2種類作ると、かなりのナイロールフレームに対応します。フルリムで云えばNo.765.766と同じようは使い分けになります。類似品番にNo.1551 No.1553 No.193 No.20 No.26 No.27 などがあり、パールからもA-9065 A-9067 A-120など沢山あります。A-120も凹が浅いタイプなら活躍できそうです。
凹が浅く小さいタイプ
凹が深く大きいタイプ
こんな感じに凹になっている
凹を削っているところ。
半月型のヤスリで曖昧に凹をつけて削ります。
上はパールのNo.120
ヤットコ先のプラスチックが薄いので、凹が浅いタイプと同様に使えます。ベストなのは、No.356を2本とNo.120と3本を使い分けると、色々なフレームに対応できます。 |
No.617
ニシムラのカタログを見ると、このヤットコは「パッド調整」と書いてありますが、先に解説したNo.395(改)でしたら、プラスチックが被っていなくとも、まず問題ないと思われますし、腕が細いNo.395の方が使いやすいでしょう。(丁寧に片方にプラスチックが被っていますので、デリケートなパッド面には良いかも知れませんが・・・)では、何に使うか・・・・
私のセミナーに出席した方と、フィッティングテキスト(量販店に負けてはいけない)を読まれた方はご存知だと思いますが、実はこのヤットコは、レンズロックが凸になっているフレームの前傾角調整(フロント側)に使います。類似工具にNo.386がありますが、これは実に使いにくい、プラスチックの頭が動くのがますます使いにくいのです。このNo.617でしたら、プラスチックの被っている方をフロント表にして、裏側の鉄の部分はNo.397-C(ヤットコ先カバー)で保護します。これでGOOD!です。
ヤットコの金属の凹に、レンズロックの凸の出ているところを入れてみてください。バッチリでしょう
No.617は、購入したままでは、凹側のヤットコ先の金属がむき出しになってるので、写真の右隣にあるNo.397-Cのヤットコ先カバーを被せて使います。
No.397-Cの使い方は、必要な分だけ切って、ヤットコ先に被せて、ライターなどで熱くすると、自然に縮んでヤットコ先に馴染みます。
■番外編
定番工具以外にも、あると便利な工具がありますので紹介します。
No.379-B
ワンタッチパッドを外すのに、パッド自体をそのままネジったり、マイナスドライバーで金属部分をコジあけたりして、少し無理な外し方をされている人は多いと思います。ところが、ニシムラのカタログを眺めていると、なんとなく気になったヤットコがありましてNo.379を使ってみました。結果は最高です。こんな便利な工具があったんですね。これは驚いちゃいますよ。ワンタッチのパッド取り外しを何年もニガ手にしてたのに、これがあれば一発解消!ワンタッチパッド外しは俺に任せろ・・・って感じです。うそみたいです。特に横田流ですと、U字のクリングス足の調整はパッドをいちいち外しますので、ワンタッチですと、取り外しが楽楽。やり方は説明抜きでも大丈夫でしょう。改造もいりません。そのままGoooo!
No.651-B
No.651は、U字のクリングス調整の時にNo.632のアシスタント的役割をするヤットコです。両方が平口になっていて、U字の直線部分がこのヤットコ先より広い時に、挟んでやるとNo.632より(キズに)安心です。が、このヤットコも仕上げが少々粗いものが多いので、No.632と同じように、面取りと磨きをしましょう。
(ペーパーヤスリ→バフ)
No.642
No.642はNo.40の変形のような形で、先が櫛型になっています。智側面のテンプル元の丁番を挟んで調整します。No.40がフレームデザインによって使いにくい時に活躍します。これもあるととても便利です。
A-113 (パール)
A-113はNo.651のヤットコ先を太くした様な形です。No.651と似た用途で使用しますが、先の太い分だけ力の必要な調整にはとても便利です。特に、丁番(凸部分)の歪み直しや、ツーポの羽根の調整にはうってつけです。
No.352-B
ニシムラNo.352 です。
このヤットコはブリッジに挟んで、ギュっとやるだけで「そり角」が調整できます。初期のフィッティングにはあまり使いませんが、歪み直しなどには重宝します。たまに、思いっきり踏んづけてしまったフレームを元に戻す作業がありますが、そんな時は、このヤットコのありがたさを身にしみます。またツーポイントを作った時に、組み立て上がって「そり角」をみたら内に反っていた。通常ならばレンズを外したりする作業が、これがあればレンズを付けたまま作業できる場合が多いのです。
ただ、少々改造が必要になってきます。もともとのプラスチックの部分はかなりの凸凹のカーブになっていて、そのままギュッっと握ると、凹のカーブがUのカーブになってしまいます。まあ、力の加減でどうにでもなりますが、できれば危険はおかしたくない。また、やってみるとわかりますが、プラスチックの部分が滑りやすくなっています。ので、両方を考えて、まず凸の方の出っ張りカーブを浅くします。(ヤスリ掛け)量は適当です。それで凹の方ですが、両端の出っ張りを少し削って(溝を浅くする感じ)、中心あたりに切れ込み(ミゾ)をいれます。そうすることによって、ブリッジがそのミゾにスポッ!と入り安定します。切れ込みを入れるヤスリは細め(太さ3ミリ程度)ならばどれでもOKですが、私はニシムラNo.36の縦(細いほう)を使って削っています。
いかがですか?出来ましたか?これならブリッジがヤットコ先のプラスチックの溝がガイドになって、滑らず調整しやすいでしょう。これも「買い」のヤットコです |
No.614
クリングスパッドを調整するヤットコです。
私の場合はNo.395をメインで使って、鼻根が広いお客さんで、パッドとレンズ面がかなり近く、リムが邪魔になってNo.395が使えない場合は、このNo.614が活躍します。但し、ノーマルな状態でワンタッチパッドを掴むと箱の一部分しか掴めずに、箱を傷めてしまいますので、改造が必要です。
上の写真はノーマルな状態です。
このヤットコの場合、通常のネジ式のクリングス足ですとネジ部分を掴むので、問題ありませんが、ワンタッチとなると掴む部分にネジが無いので、箱の側面になります。
そのまま掴むと、上の写真の様に、箱の先だけ掴んでしまい、変形やメッキ剥がれを起こす可能性があり調整に心配があります。
下の写真は、改造後です。ヤットコ先を削って、箱を掴んだ時に平行になるようにしてあります。これは、ヤットコ先全体で箱を掴む為、傷や変形を防げます。
写真は、発売元のハセガワビコーに試作してもらった物です。
簡単にできるので、試してみてください |
No.36
単純な両平の鉄ヤスリです。
ヤットコの改造や、テンプルカットなど、いろいろと活躍します。
これもフィッティングには無くてはならない、1品です
No.225
大きめのニッパです。ネジの切断や、テンプルカットにはこのNo.225はなかなかナイスです。
刃先が超硬質で出来ていて、切れ味抜群です。下のH-N-05と2本持っていれば、もう何の心配もありません・・・・
但し、価格は6.600円。ちょっと高いな!
H-NZ-05
小型のニッパです。それぞれ好みがあるでしょうが、ネジや金属などを切断する硬質な物は、上のニシムラNo.225がオススですが、小型のタイプはニシムラやパールではお勧めしたい物が販売されていないので、ジュエリー工具を流用してみましょう。「手作りアクセの工具屋さん」のページにナイスな物がありましたので紹介します。左の物で、歯が45度傾いていて、ナイロールの糸を切ったりする細かい作業に向いている精密小型ニッパです。すごくいいですよ。
購入は「手作りアクセの工具屋さん」のHPより通販でどうぞ。こちらから
No.191-A
ピンセットは、フィッティングや加工で、眼鏡店の必需品ですが、なかなかコレといった物にあたりません。それとコレも人によって好みもあり、定番はありませんが、とりあえず私はニシムラNo.191を使っています。
これは少し大きめでネジ溝の付いているタイプです。カタログを見ると、Aタイプ(スイス製)\4.100 Bタイプ\2.000 と書いてあります。スイス製はなんと倍の価格です。しかもピンセットごときに\4.100は高く感じます。が、スイス製は良いですよ。ネジを掴んだ感覚が指で掴んだ感覚に近いものがあります。ピンセットはケチケチしてはいけません。迷わずスイス製を買いましょう。
ネジ抜き
ねじ抜き用のヤットコです。以前、セイスターグループ(ボランタリーチェーン)で、セミナーを行った事がありまして、その時にグループ内でこのヤットコの販売を知りました。ネジ抜きのヤットコはなかなか良い物が見つからず、どうして良いか探していたのですが、このヤットコはナイスです。ヤットコ先の精度がすごくて、ネジ穴に頭が少しでも残っていれば楽に掴めます。
ただ一般品でないので、今手に入るかどうか・・・・・
竹のスケール
裁縫屋で売っている20センチの竹のスケールです。
フレームフロントの水平感やクリングスの調整の左右のバランスを計るなど、毎回と云って良いほど、使います。スケールも好みはあるでしょうが、フィッティングにはこれぐらい細い物が使いやすいです。(加工用とは別です)
No.69
ニシムラNo.699のミゾホリフレームの糸外しです。
知人に紹介されて、騙されたと思って購入したのですが、最高です!ブラボーです。デモレンズの糸の張ってある力はそれぞれですが、物によってはかなりピンピンに張ってあって、外すのが難儀です。フロントリムをネジりながら爪をねじ込んでイテテッ!なんてこともしょっちゅう。ところがNo.699があれば解決です。しかもしかもしかも・・・・・たった800円!はっぴゃくえんですよ!お・ど・ろ・き・の・か・か・く!これなら騙されてもいいでしょう。タバコ3箱の価格です。あって損はさせません。すぐに注文しましょう。
No.TS-1
工具スタンドです。
これも、有ると無いでは大違いです。
実務でのフィッティングは、何種類ものヤットコを繰り返し使用しますので、取り出しやすい回転タイプのスタンドがお勧めです。
まだ用意されていない人も多いと思いますので、ぜひ揃えてみてください。
No.770
No.770は、私がプロデュースした、ハセガワビコーのYSシンプルです。(YSとはヨコタススムより命名)、このテストフレームの特徴は前傾角調整が容易にでき、クリングスの高さが従来よりも、さらにもう一段調整できることによって、従来のテストフレームより実際の眼鏡に近い状態で視力検査ができます。フィッティングにこだわるならば、テストフレームもこれぐらいこだわりたいですね。
ミゾホリ機のスポンジ
フィッティングからちょっと離れますが、良いアイディアを紹介します。岡山のメガネ屋さんから教えて貰ったのですが、タクボのミゾホリ機に使うスポンジを、市販の普通の物から海綿に変えてみました。
すると寿命が数倍延びまして、加工数にもよるでしょうが、一度作ると半年ぐらい使えます。今までは100円均一で買って来たスポンジを使っていたのですが、数週間でダメ。いつも使い安い大きさに切ってストックしていましたが、海綿を使い始めたら、予備は要りません。ただ、価格が左の大きさでだいたい 1.000円ぐらいですので、最初だけ高く感じます。
これもお勧めです。
慣れ親しんだ工具も、それはそれで良いのかもしれませんが、この際ですから一気に揃えてみてはいかがでしょうか?
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